アイデアがなくてもクリエイターになれる!? キャリアアップのために今からできること

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進学やキャリアアップに熱心な若者から、「今から取り組むべきこと」についてよく聞かれる。

私からのアドバイスは「アイデアがなくても、とにかくプロジェクトを始めること」だ。学外のリアルなプロジェクトに、可能な限り時間をかけて取り組むのだ。

何かに打ち込んで取り組むことは、人間的にもプロフェッショナルとしても成功するためにできる最善の方法だ。成長し、キャリアのチャンスを得て、自身の夢で生きていこうと思えるクリエイターになるという、大きな価値のある目標に向かえるようになる。

一方で、若いうちから業績とキャリアを積み上げてきたにも関わらず、チャンスに恵まれない人たちとは何が違うのか?

私が高校生のときのように、多くの時間は学内の活動や課外活動に注がれ、エリート大学やプログラムに応募するための内申書づくりに熱心だっただろう。もちろん、そのいくつかは有益だっただろうが、それぞれの活動にかけられる時間は中途半端になってしまったはずだ。ビジネスリーダー会の会長だったとしても、生徒会の討議者でも、科学オリンピック大会のメンバーでも、様々なキャリアを築いてはいるが、特定の分野でのエキスパートにはなれない。

あるいはハッカソンに参加し、アプリやプログラムを24時間で開発して名声を得たかもしれない。それに必要なスキル自体は素晴らしいツールであり、ハッカソンの終盤にはさらにすごい多様なプロジェクトを作れるだろう。しかし、なぜ作っているのだ?有意義な仕事に取り組むことで得られる満足感のため?もしくは外部からの評価のためだろうか?

アプリ、本、ブログ、ポッドキャス、建物、プログラム、なんであれ、情熱をもって取り組めるプロジェクトを始めることは、自分自身の未来のために最善のことだ。夏の学外活動や副業であっても、作り始めることはより優れた人間、学生、クリエイターになり始めるための最良のステップなのだ。

個人で必要なこと: 責任能力と意欲

活動的になるのは簡単なことではない。朝目覚めて、思い立ったことを始めるのは最初のうちは簡単だ。しかし、1週間、1ヶ月、3ヶ月経つととても難しくなってくる。

さらに、そのプロジェクトの成功基準や失敗基準までも設定しなくてはいけない。それぞれの重要な決断には色々な選択肢があり、それらが(見える/見えない)異なる結果をもたらし、先送りにしなくてはいけない決断も出てくる。そこに明確な「正解」と「間違い」はない。いくつかは都合の良い予測しやすい結果がついてくるが、その決断の結果が他の決断より優れているかをチェックする方法も、自分で決めなくてはいけない。

学校や階級組織の職場にいるときは、進行をチェックする人がいて、アドバイスを与えてくれる。選択式の問題はどれが明らかに正解か間違いかを教えてくれる。自由形式の回答でさえ評価基準についての説明がある。明確な要素のある回答はそれらの無い回答よりずっと正しいのだ。

個人のプロジェクトの場合、そのようなチェック機能はない。自分自身でチェックしなければいけない。成功基準も失敗基準も自分で設定し、決断したことには注意するべきという新しい情報を踏まえて、それぞれ臨機応変に対応していけるようにしなければならない。

これには責任能力と意欲が必要となる。創造と成功の習慣を作り上げる能力が必要となる。困難なことに立ち向かう意欲が必要となる。

プロジェクトが頓挫したときも、目標を定め、それを自分で設定した基準と照らし合わせながら、毎日積み上げていくという自分の創造のガイダンスに沿えば、失敗にはならない。

プロフェッショナルとして必要なこと: ポートフォリオ

学生が活発になるのはほとんどは内申書のためだ。内申書は、能力を証明し、就職や進学することによって、作り上げることができることを証明すると信じられてきた。

しかし、その神話は日々崩れてきている。インターネットの進化とGoogle検索により、他の人が何をどの位のクオリティで作ったか見れてしまうことで、プロジェクトを立ち上げることの重要性はかつてないほどに大きくなっている。

会社のWebサイトの「採用情報」はこの意見と同調している。「ポートフォリオと必須経験」は、かつての「必要な学士」の代わりになっている。「学士もしくはそれに準ずる業務経験」は数年前の「必要な学士」の扱いと同じようになっている。

雇用者は、価値のある仕事がわかり、必要であれば損失をカットし、目的のためにプロジェクトを立ち上げ、成し遂げるための技術と責任を身につける能力がある人を探し求めている。だからこそ、ポートフォリオを内申書以上に重要視するのだ。

モチベーションを生み出す: 創造から創造へ

しかし、作るためのアイデアを持っていないときはどうすればいいだろう?

それでも、とにかく作り始めるのだ。

Steven Pressfield氏は優れた作家たちの朝の慣習を書籍にまとめ、プロはインスピレーションを待たず、ただ書き出すと書いている。ただ始めることで、創造が創造を刺激するのだ。

毎日ブログを書いてみよう。新しいスキルセットを学ぼう。テーマが思い浮かばなくても、ただ椅子に座りとにかく1時間何かを書こうとしてみよう。きっとトピックは訪れる。

起業をしようと思い、現実的に必要なことを整理し始めたら、必要なスキルに気づくだろう。

有意義な仕事に取り組むことは人を刺激する。そうすることで、仕事を進める中で向上するためのフィードバックループを作るのだ。アプリを作ることが意義があることだと気付き、それを次のステップに進めるために新しいコーディングスキルが必要だとしたら、ただそれを漠然と学ぶより、その特定のスキルを学ぶことのほうがずっと簡単だ。

アイデアがなくても、とにかく何かを作り始めてほしい。作っているうちに自分が隠し持っていたモチベーションに驚くことだろう。