チェックすべきデザイン関連アプリまとめ

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ニューヨーク在住。
ブランディング、タイポグラフィー、デザイン史などについて執筆。

現在ストアには驚異的な数のデザイン関連のアプリが出ている。ちょっと挙げてみるだけでも、カレンダーアプリ、絵が描けるアプリ、カラーパレットが生成できるアプリ、フォントが参照できるアプリなど、他にも数えきれないほどのアプリが、それぞれ微妙に異なる機能を持ってひしめき合っている。しかもそれらのほとんどが、よくデザインされているのだ(つまるところ、需要ありきの市場で作られたものだからではあるが)。そんな中、あなたらなどう選ぶだろうか。

アプリを選ぶ最善の方法は、自分にとってどんな機能があれば生活がより良くなるかをまず考えることだ。そしてそれに対応したツールにどの様なものがあるのか調べ、いくつかの選択肢に絞っていくのだが、ここで朗報をお知らせしよう。それら面倒な事はすでに私たちが済ませておいた。カテゴリーごとにベストなアプリをいくつかピックアップしておいた。これらを一度でも使ってしまうと、もう後戻りはできなくなってしまうはずだ!

1.チームコラボレーション・業務アプリ

Organization and collaboration app
Paper by 53

情報管理アプリの定番は長い間ずっと、Evernoteだった。Evernoteでは、チェックリストを作成することができ、複数のデバイスから閲覧可能で、仲間とのやり取りもできる。しかし、今では新しいルーキーが登場した。私たちはそのアプリのことを、Evernoteよりずっと柔軟で、クリエイティブな面でより素直だと思っている。それが、Paperだ。Evernoteとコンセプトは似ているが、スケッチに関する機能により重点を置いている。白紙のメモ帳や、写真やウェブページなど、何かを書き足したい場所にはどこにもスケッチができる。しかも、これは無料アプリなのだ。

Todo app
Todo

タスクやToDoリストに漏れがないよう手助けしてくれるアプリも便利だろう。リマインドを送ってくれたり、別のデバイスで同期できたりすると尚良い。Omnifocusはこのカテゴリーにおいては実に最強のアプリと言える。しかし金額は安くはない。また、見た目で選ぶとしたらClearだ。

しかし、私たちのオススメとしてはTodoが一番だ。このアプリはカレンダーや他のデバイスとの同期や連携など十分な機能を持っている。カレンダー機能を持つ別の選択肢としては、Sunriseもいいアプリなのでチェックしてほしい。

Harvest app
Harvest

多くのデザイナーにとって、管理という面に置いて一番大変なのは、クライアントに報酬額を提示するために自分がどれだけの時間をその仕事に費やしたかを計算することではないだろうか。さらにそれが、チームで動いたり、仕事を外注したりする場合にはより複雑になるだろう。

そんなときに役に立つのがこのアプリ。実際にはそのようなアプリの数は少ないが、とても優秀で時間管理に時間をあまり割かなくても済むのが、Hoursだ。また、より複雑なレベルで仕事をする場合にはHarvestがおすすめだ。費用の管理や請求書などの作成もできる。

2.スケッチや絵を描くアプリ

Adobe Illustrator Draw
Adobe Illustrator Draw

デザイナーなら、デスクトップにお気に入りのツール一式はすでにインストール済みだろう。しかし出先で使いたい場合はどうするか? そんなときにはiPadやiPhoneなどで絵が描けるアプリを入れておくのがスマートだ。

プロ向けのドローイングアプリの中でも、Adobe Illustrator Drawはフリーフォームのベクターで描けるアプリで、Creative Cloudに直接アップロードすることができる。また、ロゴ作成にはAutodesk Graphicが特に適したアプリだ。

ProCreate
ProCreate

他にもスペクトル的なアート視点から考えた場合にも、さまざまな選択肢がある。ProCreateは中級者から上級者向けの非常に優れた絵描きのアプリだ。コツをつかむのにそんな時間はかからないが、完全に使い方をマスターしようと思うと多少の労力は必要になる。

もっとシンプルで気軽に使えるものをお探しているならTayasui Sketchがいい。ブラシの種類は多くはないが、どれも見た目はいいし、反応がとてもいい。

3.Webやアプリをデザインするアプリ

Adobe Comp
Adobe Comp

多くのデザイナーは最初、Webデザインやアプリデザインには、簡単なインターフェースのものを使いたがる。それは詳細なデザインに入る前に、UXやUIの問題に集中したいからである。重要なひらめきが常にワークデスクで起こるとは限らない。それはソファや地下鉄でiPadを触っているときに起こるかもしれないのだ。

そのようなニーズに応えられるデザインアプリが、App Cookerだ。これは非常にシンプルで、プロトタイプの作成が簡単にできるアプリだ。さらに機能性が高いのはAdobe Compだ。このアプリはスケッチを自動で明確な輪郭に変換してくれる。さらに自動でCreative Cloudに保存をしてくれるので、仕上げはInDesignや Illustrator、Photoshopなど作業することもできる。

 Ikonica
Ikonica

アプリデザイナーにとっては、デバイス間でデザインをテストできる環境があればかなり便利だろう。実際のモバイルデバイスでうまく表示され、それと同時にそれがコンピューターでも問題なく見えるかどうか確かめるためだ。まさにその機能を持っているのがDesign DuetAdobe Edge Inspectだ。

アプリのアイコン向けにほぼ同等の機能を持っているのがIkonicaだ。制作者の意図通りにモバイルデバイスに表示されるかを試すことができる。(Skalaという名前の似た機能をもったアプリもあるが、現在制作中で、まだプレビュー・モードしか使用できない。)

4.カラーパレットアプリ

Adobe Color
Adobe Color

出回っているカラーパレットアプリの数を見ると、度肝を抜かれる。中には一見すると必要のなさそうなことに特化した機能を持っているものもあるが、実際はかなり使い勝手のいいアプリもある。0 to 25もその中の1つだ。Webデザイナー向けのアプリで、色を選択するとその色の明るいバージョンと暗いバージョンも素早く表示してくれる。

しかし、カラーアプリの大半はもっと幅広い機能を持っている。例えば、MyPantonePalettesAdobe ColorPictaculousなどのアプリはすべて、カラーパレットを簡単に作成することができ(例えば、写真を元にして)、それを保存、シェアができる。どのアプリを使用するかは好みによるだろう。インスピレーションを求めるなら、他のユーザによって作成されたカラースキームにアクセスすることができるColour Loversを使うことをおすすめする。

5.タイポグラフィアプリ

Fontbook
Fontbook

タイポグラフィマニアや初心者の皆さんには朗報だ。このカテゴリーのアプリにはいいものがたくさんあり、目的別に種類も豊富だ。基本的な知識が身に着けられるThe Font Gameや、フォントの名前や特徴を覚えるためのクイズを出題してくれる
I Love Typographyなどもある。

Font Bookは単純なアプリではあるが、フォント選びには必要不可欠だ。145以上のフォントメーカーの中からまとめてフォントを調べることができる。フォントの名前やデザイナー、スタイルなどのカテゴリーごとに検索ができる。

Fontli
Fontli

What the Fontというアプリも優れもので、画像内に使われている文字が何のフォントかを調べてくれる。スクリーンショットの画像からも調査が可能だ。ネットを見ていて出会ったクールなフォントを簡単に検索することができるのだ。他のアプリでもこの機能が組み込まれているものがある。その中の1つがFontliだ。タイポグラフィ好きがお互い感銘を受けたフォントをアップロードするアプリで、What the Fontと連携している。

iFontMaker
iFontMaker

また、デザイナーにとって、非常に心強いTypecastというアプリもある。TypekitやFont Deck、Fonts.com、Google Fontsでは購入しないと使えないような、多くのフォントをWebブラウザ上で試すことができるものだ。また、iFontmakerを使えば、この世には存在しないフォントを自分自身で制作することができる。これはiPhone、iPad向けのアプリである。

6.ソーシャルデザインアプリ

Behance
Behance

デザイナーにとって、自分の作品を公開し、フィードバックをもらい、インスピレーションを求めることのできるコミュティに参加することは大切だ。99designsでもこのような機会を提供しているが、他にもBehanceというすばらしいソーシャルプラットフォームがある。このアプリはAdobe Creative Cloudに接続しているので、作品を簡単に公開することができるのだ。今では、iOSとAndroid向けの両方のアプリがある。

TED app
TED

さらには同業者たちと直接情報交換ができる、信頼のできるデザイン系の出版物を常にチェックすることも大切だろう。例えば、雑誌のComputer Artsは、アプリでも購読することができるので、スマホやタブレットで熟読するのもいいだろう。また、Instapaperを使って記事をダウンロードしておけば、ネット環境がない場所でも読み返すことができる。

読むことが面倒なら、TED Talksを試しみるのはどうだろう。カテゴリーの中にはデザインに特化した区分もあるので、チェックしてみてほしい。

まだ見落としているアプリがあれば、ぜひコメントでシェアしてほしい。