三位一体となったチーム作りについて語る【UI Crunch】

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2016年4月14日に「UI Crunch #8 UIデザインに求められる実装スキルと考え方」が渋谷で開催された。本記事では、登壇者5名のプレゼンテーション後の質疑応答より、「デザイン、エンジニアリング、ビジネスのバランス」についてご紹介する。


(左から)
ひらい さだあき(Goodpatch 執行役員CTO)
青山 直樹(Wantedly デザイナー)
森 浩明(Gunosy デザイナー)
成澤 真由美(DeNA デザイナー)
佐藤 洋介(株式会社サイバーエージェント チーフ クリエイティブディレクター )

開発の時にどれくらいこだわって投資対効果を得るべきか?

サイバーエージェント 佐藤氏
サイバーエージェントのAmeba事業はほとんどが自社サービスなので、機能やUIにはデザイナー/エンジニアがこだわれる環境がある。しかし、最近リリースしたAbemaTVではリリースを優先し、かなりの機能を削っているが、ここで重要なのは作り手の納得感であり、チームメンバーがよく話し合い、互いに納得したうえでリリースに踏み切るなど、投資対効果よりも妥協しないものづくりが重要。

デザイナーから求められるエンジニアの人物像、スキルセットとは?

Goodpatch ひらい氏
Goodpatchはデザインが好きな人が集まっている会社であり、デザインに興味があるエンジニアと一緒に働きたい。ネイティブアプリのエンジニアでは、自身でアプリ公開まで携わったことのある人や、ガイドラインを読み込み理解した上で作る人と働きたい。
Wantedly 青山氏
「自分が作りたいと思うものを作ろう」というモチベーションの高いエンジニアはかっこいいと思う。一緒に作りたいものを目指せるエンジニアと働きたい。
Gunosy 森氏
自分の専門領域に関してスペシャリストであり、かつ領域外にも目を向けられる人。
DeNA 成澤氏
(今まで印象的だったエンジニアのタイプ)
1. 一見投げやりに見えるが、自分のことを信頼した上でUI実装を任せてくれる人。
2. 逆に、アプリのイメージ/雰囲気をヒアリングして、自分から食い込んでインタラクションを作る人。
サイバーエージェント 佐藤氏
変動する企画に対して柔軟であり、デザイナーと互いに寄り添えるエンジニア。

デザイナーは開発よりもビジネスを考えるべきという意見もあるが、距離の取り方はどうするべきか?

サイバーエージェント 佐藤氏
デザイナー、エンジニア、プロデューサーが三位一体となってモノ作りをすることが大切。デザインのフィードバックをする際もなるべくプロデューサーとデザイナーを同じ場に呼んで、一緒に伝えることで伝言ゲームにならないようにしている。
DeNA 成澤氏
企画が練り上げられないと実装もデザインも入れない。企画、デザイナー、エンジニアが互いに企画内容をディスカションすることが大切。DeNAのデザイナーは自らプロデューサーになっていこうという社風。
Gunosy 森氏
企画、開発、セールス、デザイナーそれぞれが全方向を向かないとプロダクトは成長しない。それぞれの役割があって1つのプロダクトが成立している。
Wantedly 青山氏
Wantedlyには企画、ディレクターがいない。エンジニアとデザイナーが企画から考え、ビジネスとして進める体制。僕自身は、ビジネスを考えすぎてデザインにブレーキをかけてしまうと価値を損ねるかもしれないと考えている。それぞれのとがった所がうまく組み合わさるのがチームとして一番良い。
Goodpatch ひらい氏
それぞれの役割の中でとがっている所を合わせて、ビジネス、デザイン、エンジニアリングが高いレベルで保てるチームを作ることが重要。